捨てる1歩を踏み出す方法
頭ではモノを捨てなければならないことはよく解っているのに行動に移せない。捨てる1歩が踏み出せない人が多いのではないでしょうか。なぜなら行動できなかったら不用なモノに囲まれてしまったのですから。片付けられない、不用なモノを捨てられない人は今行動できない人と言えるでしょう。「いつかやろう」の積み重ねが目の前の現状なのです。
「いつかとバケモノは見たことがない」という言葉があります。この世にバケモノがいないように、いつかも永遠にやってはきません。今できないことはいつになってもできないのです。だから今やるしかありません。
行動できない人は行動できない理由を探す名人です。
- 今は仕事が忙しいので一段落してから
- 今は体調が悪いので元気になってから
- 今は暑いので涼しくなってから
- 今は寒いのでもう少し暖かくなってから
- 今は家族の行事を控えているのでそれが終わってから
そして、今はやる気にならないのです。
捨てる1歩を踏み出さないことには、いつまでたってもいつかのバケモノを追い続けなければなりません。それは、本当の自分の人生を送ることを先延ばしにしていることでもあります。間に合わせの人生を送ってしまっているのです。
では、捨てる1歩を踏み出すためにはどうしたらいいのでしょうか。答えは簡単、まず踏み出すことです。とにかく踏み出すこと、0を1にすることです。まずは小さな1歩を踏み出しましょう。行動できない人は、後でまとめてじっくりやろうとか後できっちり仕分けをしてからなどと、いつか完璧にやろうと考えてしまい、結果いつまでも行動に移せないのです。
何も考えずに「捨てる」に集中できる時間を決めましょう。毎日15分とか、ゴミ収集日の前日30分とか、自分の生活パターンに合わせて日課にしてしまうのです。自分にとってハードルの低い(思い入れの少ない)ところから始めるのがいいでしょう。なぜなら何も考えずに捨てることができるから。できるだけ間隔を空けずに、そして長時間にならないように、大事なことは続けることです。
例えば朝起きたら顔を洗うように、歯を磨くように、習慣にするのです。日々のルーティンにしてしまうのです。
人間は習慣の動物です。ふだん何気なく行っている習慣となっている行動、意識せずに自然に体が動いていること、そのひとつにモノを片付けること、不用なモノは捨てることを入れてしまいましょう。
そのためには小さな1歩を踏み出すことです。そしてそれは「今」です。ほんの15分間でいいので、周囲にある不用なものを捨ててみましょう。それが第1歩です。