えむ式

シンプルに生きるための備忘録のようなもの

断捨離のコツを求めてノウハウコレクターになっていませんか?!

最近ようやく気が付いたことですが、恥ずかしながら私は長い間ノウハウコレクターでした。趣味的なこともそうですが、何よりも生き方のノウハウコレクターだったと思うのです。行動せずに能書きを垂れてばかりいるダメなヤツだったのです。

 先日、久しぶりに、「ガラクタ捨てれば自分が見える」(カレン・キングストン著)のページをペラペラとめくってみました。片付け、断捨離をこころざす人ならだれでも知っている、片付けのバイブル的な本です。

 

奥付を見たら日本での初版が2002年です。たぶん私もそれから間もなく入手しているはずで、私が最初に手にした片付け本と言えるかもしれません。

 

自分の人生を何とかしなければならないと考えて読み始めたわけですが、当時は読み物として読んで終わり。そう、まったく行動せずで、終わり。それがいつもの私のパターンだったのです。

 

でも、今回駆け足ですが読み返してみてびっくりしたことがふたつありました。

 

1. いくつか、実際に私の断捨離ノウハウに取り入れていた!
たとえば、「エネルギーレベルを落とす修理品」という一説。
修理を必要とするものをそのままに放置しておくことは、心身のエネルギーレベルを低下させることにつながる。なぜなら潜在意識下では常にそのことを気にしているから。何かしなければならないことを放置したままにしておくと、いつもどこかしらスッキリしない気分でいなければいけない。それはいつも宿題を抱えた状態ということだから。先延ばし癖のある私が、「気がついたら今やる」ことを心がけるようになったのは、この一説が頭に残っていたからかもしれません。

 

または、「サイズの合わなくなった服を、いつか痩せるまでと保管するのはやめよう」の一説。
若いころに比べて体重の増えた私には、このような服がたくさんありました。いつか再び着ることができるだろうと捨てられずにいたのです。私の洋服断捨離基準である、「ネガティブな感情につながるものは捨てる」はこの一説が元になっているかもしれません。「いつか着ることができる服=今の自分では着ることができない服」を捨てられないということは、今の自分にノーを告げていることですから。

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2. 今なら読み物として終わるのではなく、すぐに行動に移せそう!
当時は読んで、パタンと本を閉じて終わりだったのが、今回は内容のひとつひとつがすべて腑に落ちて、「あっ、実行できる」と思えました。これは、断捨離を始めてからよく実感していることで、それまで靄がかかっていてよく理解できなかったことが、鮮明に見えるようになるのです。


ノウハウコレクターだった私ですが、とにかく大事なことは行動なんだと気が付き、最初はノロノロとした一歩でしたがとにかく進み始めました。この、「とにかく進み始める」ことが何より大事です。まずとにかく一歩、歩を進めることです。そうすることで、コレクターしてきたノウハウたちが生き生きと動き出し、自分なりのノウハウが見えてくるのですから。