えむ式

シンプルに生きるための備忘録のようなもの

断捨離の効果が現れることを急いではいませんか?

断捨離の効果について考える時に決まって思い出すエピソードがあります。まだ、私が会社勤めをしていた頃なので10年以上前のことですが、昼休みに同僚と家庭菜園の話になりました。アスパラガスは植えて1年目は株を充分大きくするために収穫してはいけないという話をしたら彼女は、「そんなのまどろこしくて1年も待てない。」と言い放ちました。

 

たしかにそうかもしれないけれど、だからと言って植えなければいつまでたってもアスパラガスを食べることはできません。(まぁ、スーパーで買ってくればいいだけのことと言われそうですが・・・)

 

断捨離も、はじめてすぐには効果が現れません。もちろん、家の中が片付いてすっきりするという目に見える効果はあります。が、断捨離の真価は目に見えないところにこそあります。

 

1年前の自分、3年前の自分、過去の自分と比較してみたら明らかに違っている。考えていること、読んでいる本、聴いている音楽、着ている服、食べているもの、付き合っている人たち、仕事の仕方あるいは仕事そのもの、変化が実感できて、さらにこれからどう変化するのか楽しみな感じ。

 

だから、断捨離の効果を求めることを急いでほしくないなと思います。漢方薬のようにじわりじわりと効いてきていつの間にか体質改善されているのですから。

 

そして大事なことは、1年後を待てないからと言って植えなければ、いつまでたってもアスパラガスを食べることができないように、始めないことにはいつまでもそのままなのです。