えむ式

シンプルに生きるための備忘録のようなもの

犬が自分の尻尾を追いかけるようにしてクルクル回るとき

犬が自分の尻尾を追いかけるようにしてクルクル回るときがあります。うちのレオも時々やります。その行為をするのはどんな時かなと観察してみると、ご飯が早くほしい時とか、私たちが食べている物が欲しいのにもらえない時とかが多いようです。

 たぶん自分に注目してほしいからなんだろうなと解釈していました。そんなに頻繁に行うわけではなくごくまれな行為なのであまり気にしていなかったのです。でも、犬がその行動をした時の対処法が間違っていたようです。

 

自分の尻尾を追うようにしてクルクル回る時の犬の状態は大きく3つあります。

 

1.ストレス状態にある
飼い主さんにかまってもらいたいのにかまってもらえない欲求不満や、シャンプーなどの苦手なことを強いられることへの抗議など、ストレス状態にある。

 

2.遊びとして行う
特に仔犬などは、動く尻尾が自分のものとは認識できずに、おもちゃ感覚でじゃれて追い回す。

 

3.身体的不快感がある
お尻の周辺や背中などに何かしらの不快感があって、それが気になっている。

 

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犬用温泉(もちろん源泉かけ流し、しかも露天!)でまったり(?)するレオさん

 

レオの場合はあきらかに1のパターンです。自分の思い通りにならなくて、「ボクに注目してよ~。ボクがして欲しいことに気づいてよ~。」という気持ちの表れだろうと思われます。

 

レオが自分の尻尾を追いかけるようにしてクルクル回ることは、本当に月に1度あるかないかの行為です。なのであまり神経質に考えない方がいいだろうと思っていました。そして、これまではレオがその行動をすると、私たちは「上手!上手!」と拍手さえして誉めそやしていたのです。

 

でも飼い主がそんな反応をすると、犬は良いことをしていると思ってしまうのです。だから完全無視が飼い主の取るべき態度だったのです。犬がストレス状態で自分の尻尾を追いかけていたら、何事も起きていないかのように振る舞う。注目して騒ぎ立てるなんてもっての他なのです。

 

これは2の「遊びとして行う」のパターンでも同じ対処の仕方をします。飼い主が関心を示さなくなると犬はその行動に興味がなくなっていくのです。

 

ただ、もし頻繁に自分の尻尾を追いかける行動をするようなら、常に何かのストレス状態にあるのかもしれないので、犬のおかれた環境を見直してみましょう。散歩の時間を増やしたり、遊び相手になってやる時間を増やしたりする必要があるのかもしれません。

 

また、3のパターンの場合は病気などの問題を含んでいることも考えられますから、獣医師の診断を受けた方がいいですね。

 

どちらにしても、日ごろから犬の様子をよく観察していたら、犬がどんな心身の状態にあるかがおおよそわかってきますから、それに応じた対応をしてあげることがポイントです。何といっても大事な家族の一員ですからね。