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舌回し運動の効果とやり方、そして注意点

「舌回し運動」はシミ・シワやほうれい線を解消し小顔にしてくれる美容効果のほか、自律神経のバランスを整える健康効果もあります。

 私は気功道場に通っていたことがあるのですが、そこでもこの舌回しを行っていました。ヨガでも「舌ヨガ」と称して行われている昔からの健康法のひとつです。普段あまり使われることのない顔の筋肉を内側から刺激し鍛えるので血行が良くなり代謝がアップします。さらに神経系へも良い影響を与えるので自律神経のバランスも調整されます。

 

舌回し運動を続けると次のような効果があります。

1.アンチエイジング効果
血行がよくなるので肌の代謝がアップし、シミやシワに効果があります。また表情筋が鍛えられるのでほうれい線を薄くする効果があります。

 

2.小顔効果
ふだんあまり使うことのない顔の筋肉を使うので、顔のむくみやゆがみが解消されフェイスラインがスッキリします。ブルドックほっぺや二重あごの解消にも。

 

3.睡眠の質の向上
就寝前に行うと副交感神経(リラックス時に働く神経)が優位になってよく眠れます。

 

4.記録力低下・認知症予防
脳を活性化することで、記録力の低下や認知症予防に効果があります。

 

5.口臭予防・歯周病予防
唾液腺が刺激され唾液の分泌が促進するので口臭予防になります。また歯茎のマッサージ効果で歯周病予防につながります。

 

舌回し運動のやり方

口を閉じ、舌先で歯の外側をなぞりながらぐるりと一周するようにして回します。

 

こちらの動画がわかりやすいので参考にしてみてください。

youtu.be

 

この舌回し運動は、三浦敬三氏が実践したことでも知られています。三浦敬三氏は、80歳でエベレスト最高齢登頂者記録達成した登山家・プロスキーヤー三浦雄一郎氏のお父様で、ご自身も101歳で亡くなるまでプロスキーヤーとして活躍された方です。

 

敬三氏はプロスキーヤーとして活動を続けるために様々な健康法を実践されましたが、そのひとつが舌回し運動でした。そして舌回しを1日に150~200回続けた結果、1年後にはシミやシワがほとんどなくなったそうです。しかも90代にして脳の血流が40歳代後半の数値だったというから驚きです。

 

息子である三浦雄一郎氏もやはり舌回し運動を生活習慣の中に取り入れているそうですが、それが80歳にしてエベレスト登頂という活力の元になっているのかもしれませんね。

 

舌回し運動は最初はすぐに舌の付け根のあたりが痛くなったり、頭痛がしたりするかもしれません。普段使っていなかった筋肉を使ったからです。なので、いきなり三浦敬三氏のように150回とか200回とか回そうと思わないことです。自分に無理のない回数(10回くらい)から徐々に慣らしていくことがポイントです。私は湯船に長くつかる入浴習慣があるので、バスタイムに行うようにしています。

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